海賊から万田酵素まで穴場盛り沢山の隠れた観光名所因島とは
今回は因島について紹介します!
他の人があまり行かない穴場観光スポットに行ってみたい」という方におすすめしたい所が因島です。
因島とは瀬戸内海のほぼ中心に位置している小さな島で、温暖な気候と豊かな伝統・文化が特徴的な島です。
2016年4月に日本遺産となった村上海賊や、ほろ苦さの中に優しい甘味を感じられる八朔が有名です。また、日本を代表するロックバンドのうちの1つであるポルノグラフィティのメンバーが生まれ育った島としても知られています。
今回は因島の観光スポットや、是非とも食べてほしいものなどのおすすめを一挙紹介していきます。
穴場盛り沢山の観光名所因島までの行き方・バスから見る瀬戸内海は絶景
一般的な因島への行き方は高速バスで、市内からですと広島バスセンターから平日・土日祝日共に5本前後高速バスが出ています。
因島行きの切符を購入し(大人料金:因島大橋まで2100円、因島北インター入口・鬼岩・要橋まで2300円、金山・因島モール前・宇和部・土生港前まで2400円で小児運賃は半額)広島バスセンター3階の6番乗り場から乗車します。
広島バスセンターから約2時間、バスに揺られながら因島を目指します。
途中、バスは瀬戸大橋を通りますが、瀬戸大橋から見る瀬戸内海は絶景です!
穴場盛り沢山の観光名所因島・各観光名所までの行き方
因島は面積35km2ほどの小さな島ですが、歩きだけで観光スポットを探索するのは厳しいところがあります。
因島は島内バスやタクシーも走ってはいますが、時間やお金を気にせず行きたいところに行くためには自由がきくレンタサイクルがおすすめです。
自転車は普通の自転車の他に、坂が多い因島の地形に適した電動アシスト自転車も貸し出しているので体力に自信のない方も挑戦しやすいです。
通常の自転車と電動アシスト自転車の貸し出し場所は異なりますので、ご注意ください。
穴場盛り沢山の観光名所因島1因島といえば八朔を食べてみて
八朔とはあまり耳馴染みのない食べ物かもしれませんが、因島生まれの果物でとてもおいしいので是非とも口にしていただきたい逸品、優しい甘味・酸味にほのかな苦味が特徴的な柑橘です。
この「ほのかな苦味」というところに「苦いのは苦手だな」と感じてしまう方もいるかもしれませんが心配ご無用!
他の柑橘類では味わうことのできない甘味・酸味とほのかな苦味のバランスがよく、ついつい手が伸びる美味しさなんです。
こちらの八朔は生で食べるのも美味しいのですが、因島では八朔ジャムや八朔ゼリー、八朔バターケーキといった八朔を使ったスイーツや加工品もたくさん販売しています。
中でもおすすめしたいものが八朔を白餡とみかん餡で包んだ大福「八朔大福」、白餡とみかん餡の甘味と八朔のもつほのかな苦味がベストマッチです。
1個200円で、10月から翌年8月までなので食べてみたいという方はぜひはっさく屋に足を運んでみてください。
穴場盛り沢山の観光名所因島2村上海賊に思いを馳せながら因島水軍城へ
和田竜さんの小説『村上海賊の娘』が2014年の第11回本屋大賞を受賞したことで「村上水軍」という言葉を耳にしたことがある方もいらっしゃると思います。
村上水軍とは、この因島で南北朝時代から室町・戦国時代にかけて活躍した水軍で、因島水軍城では当時の村上水軍の様子を蝋人形でわかりやすく再現したものや、実際に使用した甲冑や刀剣、戦術を記した巻物なども展示されています。
わかりやすく、楽しみながら村上水軍への理解を深めることができる場所となっておりますので、当時の村上水軍に想いを馳せながら因島水軍場へ訪れてみてください。
本丸資料館は大人330円、小人160円となっております。
穴場盛り沢山の隠れた観光名所因島3万田酵素のHAKKOパーク
「発酵食品といえば万田酵素」というCMを一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?
因島にある万田酵素のHAKKOパーク では万田酵素の誇る代表的な商品「万田酵素」がどのようにできているのか工場見学できる他、万田酵素を使用して育てられている野菜や果物の畑も見ることができます。
中でもおすすめはカフェで、万田酵素が使われたメニューが並びます。
「大人のもの」というイメージが強いですが、併設されている「HAKKOガーデン」では子供向けの遊具がある他、子供が水遊びできる小池や広場があり錦鯉やヤギなど動物と触れ合うことができます。
驚くことに、これらの施設は全て利用無料で楽しむことができます。
万田酵素を通じて健康の理解を深めるとともに因島の豊かな自然と触れ合うことができるので足を運んで見てください。
穴場盛り沢山の観光名所因島4自転車での安全祈願を自転車の神様にお願い!大山神社
因島に来たら移動手段としておすすめしたいのが自転車です。
効率的に島の観光スポットを巡ることができるのはもちろんですが、肌で感じる因島の気持ちいい風は、旅のいい思い出にもなります。
そんなサイクリングの際におすすめしたい所が、交通・橋渡しの神様と言われる和多志大神様を祀っている大山神社で、多くの人々が訪れるスポットとして有名です。
ちなみに、自転車の神様の他には耳の神様、建築の神様、方位・厄除の神様、商売繁盛の神様などを祀っているので、サイクリストの方以外もぜひ大山神社を訪れてみてください。
穴場盛り沢山の観光名所因島5二段構造がユニーク!向島と因島を結ぶ因島大橋
因島大橋は1983年に完成した島々を結ぶしまなみ海道の6つの橋のうちの一つで、全長1270メートルの長さを誇る二段構造の橋です。
完成当時は日本一の長さを誇っていたこの橋を作る技術は日本における橋建設に大きな影響を与えました。
自動車道路については普通車は現金車730円、ETC車510円(休日は370円)と有料ですが、自転車・歩行者専用道路は無料で開放しているため多くの散歩を楽しむ観光客やサイクリング客で賑わっています。
サイクリングで海の上からの景色を楽しみながら風を感じて走るというのもおすすめです。
穴場盛り沢山の観光名所因島6『ヒカルの碁』登場の本因坊秀策記念館
「ヒカルの碁」でも登場した本因坊秀策について、さらに知識を深めることができる施設として本因坊秀策記念館があります。
本因坊秀策とは、幕末に活躍した囲碁における近代の布石の基礎を築いた人物で、この施設では、展示や実際に使用した私物などを通してその偉業や人となりを知ることができます。
また、現存する旧生家家相図から再現した本因坊秀策が子供時代を過ごした生家は茶室や囲碁対局の場として利用することができます。(利用料は午前10時から午後1時までの午前1570円、午後1時から午後5時までの午後2100円、一日で3140円)
囲碁の基礎を気づいた人物がどのような幼少期を過ごして、囲碁を学んでいったのか思いを馳せながら囲碁を打つというのもいいですね。
穴場盛り沢山の隠れた観光名所因島7カップルで来たなら観音堂・恋し岩
恋の成就を願う人だけではなく、デートでにピッタリなパワースポットとして観音堂の恋し岩があります。
この「恋し岩」には悲しいすれ違いカップルのお話がありました。
とあるところに住む1人の女性と1人の男性が両思いで結婚を誓い合った仲でしたが、男性は立派な相撲取りになるため上京を決意します。3年後に戻ることを約束したものの約束の3年を過ぎても戻らず、悲しんだ女性は海に身を投げてしまいました。
その後遅れて戻ってきた男性は女性が海に身を投げたこと、身投げした女性の化身が岩となって現れることを知り、この岩を持って白滝山を登り、観音堂の裏に供養したということです。
触れながら願うと恋が叶うといういわれの他、カップル二人で拝むと末長く幸せに暮らすことができるそうです。
恋にお悩みの方はもちろん、今の幸せな恋を末長く続けたい方は恋し岩にお
願いして不思議なパワーをもらってみてはいかがでしょうか。
穴場盛り沢山の隠れた観光名所因島!海賊から万田酵素まで一挙紹介まとめ
歴史あり、美味しいものあり、学びありの因島はいかがだったでしょうか。
時間をかけてでも是非とも見てほしい景色や美味しい食べ物、歴史、そして人との出会いがありますので、機会がありましたら足を運んでみてください。